天使くん、その羽は使えません (短)
「来たいからココに来たって、……ウソをつくのは、悪いことだと思うよ?」
「ウソじゃ、…………ないこともない」
「(あ、誤魔化した)」
堂々とウソをつけないのは、天使のサガみたいなものかな?天使って、ウソをつかない清廉潔白なイメージがあるもんね。
「じゃ、じゃあさ、天使くん。ふらっと天界から降りてきたって事は、今日から泊まる所が必要だよね?」
「あ……そうだね」
しまった、忘れてた――と言わんばかりの天使くん。良かった。これなら「あの提案」をしてみても、良さそうだ。
「じゃあ天使くん。良ければウチに来ない?」
「君の家に?」
「うん。お父さんもお母さんも、私の友達だって言えば、絶対に許してくれるから」
「俺、男だよ?そういうのは人間界では厳しいんじゃないの?」
「ウチの親は、そのへんフリーダムなんだよ!」
笑って言うと、天使くんも「なら」と言って、口をへの字にするのをやめた。
「今日から半年、一緒にいさせてほしい」
「ウソじゃ、…………ないこともない」
「(あ、誤魔化した)」
堂々とウソをつけないのは、天使のサガみたいなものかな?天使って、ウソをつかない清廉潔白なイメージがあるもんね。
「じゃ、じゃあさ、天使くん。ふらっと天界から降りてきたって事は、今日から泊まる所が必要だよね?」
「あ……そうだね」
しまった、忘れてた――と言わんばかりの天使くん。良かった。これなら「あの提案」をしてみても、良さそうだ。
「じゃあ天使くん。良ければウチに来ない?」
「君の家に?」
「うん。お父さんもお母さんも、私の友達だって言えば、絶対に許してくれるから」
「俺、男だよ?そういうのは人間界では厳しいんじゃないの?」
「ウチの親は、そのへんフリーダムなんだよ!」
笑って言うと、天使くんも「なら」と言って、口をへの字にするのをやめた。
「今日から半年、一緒にいさせてほしい」