失恋タッグ
「よし。分かったわ。
外国人に好まれてる日本のお菓子っていったらそうね...
お団子とか大福のようなモチモチとした食感のものが好まれているわよね。」


「それなら、餅とチョコを合わせた商品はどうでしょうか?」


「う~ん..チョコもちとかあるし美味しいのは美味しいけど..
お餅は重いから食べてるうちに飽きてこないかしら」


「そうですね。若い女の子ですと、体形を気にしてカロリーがありそうなものは、嫌煙されますし。」


「女性も食べたくなるような、工夫をする必要があるわ。」


「そうですね。若い女の子にも受入れられる必要がありますから。
若者間でSNSの口コミが広がれば
ヒットも狙いやすいですし。」


「若い女の子ならイチゴとか加えるといいかも。」


「それならチーズはどうでしょうか?
チーズなら若い女の子も好みますし、男性にも受入れられます」


「チーズ··餅··チョコレート··
難しいわね。うまく味がまとまるかしら···う〜ん。イチゴの方がまとまりやすいんじゃない?」


私は味の想像を膨らましていく。


「でも、いちごだと無難過ぎませんか。」


「そうなのよね···」


アイデアを出しては議論するそれの繰り返しだ。なかなか商品開発は一長一短では進まない。

だけど、朝比奈くんがどんどん色々な案を出してくれるから、楽しくて時間はあっという間に流れていく。
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