イケメンくんは地味子に夢中
「で。もう一回聞くけど、なんでRINがここにいるわけ?」
「えっとー……それはですね……」
もう隠すことを諦めたわたしは成瀬くんにすべてをしゃべってしまった。
引退したあとのことからなんで風月学園に編入したのか、そしてここに住んでいる理由まで。
なんでかわからないけど、成瀬くんならしゃべっても大丈夫な気がした。
────この人ならバラさないでいてくれる。
そんな直感でしかないけど。
◆
◆
◆
「ふーん」
自分から聞いたくせに、興味のなさそうな返事をした成瀬くん。
「ま、もう一般人だし。テレビもいつまでRINのニュースやるんだよって感じだよな。引退してんだから好きにさせてやれよ」
「……え?」
まさかこんな事を言ってくれるなんて、思ってなかった。
「別に俺、これ聞いたところで情報売ろうとかそういうことはしねーから」
「あ、りがと」
すぐRINだって気づいたからもしかしたら……ってことも正直考えた。
けど。
ここまでの対応を受けるだなんて思ってなかった。
この人なら信じてもいいかもしれない。
「えっとー……それはですね……」
もう隠すことを諦めたわたしは成瀬くんにすべてをしゃべってしまった。
引退したあとのことからなんで風月学園に編入したのか、そしてここに住んでいる理由まで。
なんでかわからないけど、成瀬くんならしゃべっても大丈夫な気がした。
────この人ならバラさないでいてくれる。
そんな直感でしかないけど。
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「ふーん」
自分から聞いたくせに、興味のなさそうな返事をした成瀬くん。
「ま、もう一般人だし。テレビもいつまでRINのニュースやるんだよって感じだよな。引退してんだから好きにさせてやれよ」
「……え?」
まさかこんな事を言ってくれるなんて、思ってなかった。
「別に俺、これ聞いたところで情報売ろうとかそういうことはしねーから」
「あ、りがと」
すぐRINだって気づいたからもしかしたら……ってことも正直考えた。
けど。
ここまでの対応を受けるだなんて思ってなかった。
この人なら信じてもいいかもしれない。