イケメンくんは地味子に夢中
「なぁ」
「うん?」
「それ、どーなってんの」
「……??」
「髪の色も違うし、目の色も違うし」
「髪の毛はウィッグで、目の色はカラコン入ってるからかな」
「カラコン入れてんのにメガネしてんの?」
「うん」
「ちょっと外してみてよ、メガネ」
成瀬くんにそう言われ、反射的にメガネを取ったわたし。
取った後にやってしまったとちょっと後悔。
もう時すでに遅しって感じだけど。
「メガネのせいで目のサイズ二分の一くらいになって見えるな」
「えぇ、そんなに小さく見える?」
「いや、二分の一くらいのサイズでも十分でけーよ」
通常の目のサイズの二分の一ってだいぶちっちゃくないかな!?
それでも大きいんだったらそれはただの化け物だよ……。
なんて呑気な考えをしたあとにふと気づく。
成瀬くんって女子としゃべらないんじゃなかったっけ……?
あれ、違ったかな。美璃愛ちゃんが言ってた気がするんだけど……普通に会話できてるし。
「それだけ隠しててもさすがに気づくだろ」
「成瀬くんしか気づいてないよ?」
「うん?」
「それ、どーなってんの」
「……??」
「髪の色も違うし、目の色も違うし」
「髪の毛はウィッグで、目の色はカラコン入ってるからかな」
「カラコン入れてんのにメガネしてんの?」
「うん」
「ちょっと外してみてよ、メガネ」
成瀬くんにそう言われ、反射的にメガネを取ったわたし。
取った後にやってしまったとちょっと後悔。
もう時すでに遅しって感じだけど。
「メガネのせいで目のサイズ二分の一くらいになって見えるな」
「えぇ、そんなに小さく見える?」
「いや、二分の一くらいのサイズでも十分でけーよ」
通常の目のサイズの二分の一ってだいぶちっちゃくないかな!?
それでも大きいんだったらそれはただの化け物だよ……。
なんて呑気な考えをしたあとにふと気づく。
成瀬くんって女子としゃべらないんじゃなかったっけ……?
あれ、違ったかな。美璃愛ちゃんが言ってた気がするんだけど……普通に会話できてるし。
「それだけ隠しててもさすがに気づくだろ」
「成瀬くんしか気づいてないよ?」