イケメンくんは地味子に夢中
あ、調子いいかも。

くるくるっとまわり、両足を揃えて着地をする。



「……」



着地をしたあと、先生を見ると先生が口をぽかんと開けてこっちを見ていた。

それだけではなく、体育館全体が静まり返って、男の子も含めてみんなこっちを見ていた。



「……え、え?」



わたし、なにかやっちゃった!?

もしかして下手くそだったとか?!



「しっ島田さん!!」

「……はい」



先生が震えながら声をかけてきて、おそるおそる返事をする。



「あなたすごいわ!!新体操でも習っていたの!?」

「いえ……」



RINのときに舞台をさせて頂く機会があったから、そのときのアクションのために少しトレーナーの方に教わってたくらい。



「天才だわ!!ぜひうちの部活にどう!?」

「……ごめんなさい、遠慮させていただきます……!」

「残念だわぁ〜」



え、なに、どういうこと!?



「凜花ちゃん!!人並みとか嘘じゃん!ロンダート?とバク転と前宙とか天才だよ!!」



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