イケメンくんは地味子に夢中
美璃愛ちゃんが駆け寄ってきて、興奮した様子で話しかけてきた。
ネットの向こう側からは、秋元くんが叫んでいる。
「凜花ちゃんー!!天才やん!あとでもっかいやってよ!!」
あはは……天才って……さっきからみんなそんな事言うけど全然そんなことないのになぁ。
「秋元!!叫ぶなと何度言えばわかるんだ!お前は早く見せに来いと言ってるだろ!!」
「矢部っちそんな怒んなよ〜」
「矢部っちと呼ぶなと何度も言ってるだろ!!」
向こう側から秋元くんが怒られている声が聞こえてくる。
その怒られている当の本人はヘラヘラしてて、横では呆れた顔をした成瀬くん。
相変わらず仲いいなぁ。
なんて思っている横で。
「凜花ちゃんまじで何者……??」
美璃愛ちゃんがつぶやいていたことには気づかなかった。
◆
◆
◆
「じゃあひとりずつ歌ってもらうよー」
そう言ったのは、さきちゃ、じゃなくて西村先生。
音楽の授業で、今日は前々から言われていたパートチェック。
わたしはソプラノかな?高いわけではないけど、低くはないし自曲も高めの曲が多かった。
ネットの向こう側からは、秋元くんが叫んでいる。
「凜花ちゃんー!!天才やん!あとでもっかいやってよ!!」
あはは……天才って……さっきからみんなそんな事言うけど全然そんなことないのになぁ。
「秋元!!叫ぶなと何度言えばわかるんだ!お前は早く見せに来いと言ってるだろ!!」
「矢部っちそんな怒んなよ〜」
「矢部っちと呼ぶなと何度も言ってるだろ!!」
向こう側から秋元くんが怒られている声が聞こえてくる。
その怒られている当の本人はヘラヘラしてて、横では呆れた顔をした成瀬くん。
相変わらず仲いいなぁ。
なんて思っている横で。
「凜花ちゃんまじで何者……??」
美璃愛ちゃんがつぶやいていたことには気づかなかった。
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「じゃあひとりずつ歌ってもらうよー」
そう言ったのは、さきちゃ、じゃなくて西村先生。
音楽の授業で、今日は前々から言われていたパートチェック。
わたしはソプラノかな?高いわけではないけど、低くはないし自曲も高めの曲が多かった。