イケメンくんは地味子に夢中
悲しそうな顔をしていた颯くんの顔に少しずつ笑顔が戻ってきたのを見て、少し安心する。
「凜花、さん」
「凜花でいいよ?颯くんがわたしのことさん付けで呼んでたほうが周りから見たら違和感だから!」
「……り、んか」
「ふふっ、ありがとう、颯くん!」
「あぁ……っ!」
なぜか叫んで崩れ落ちてしまった颯くん。
なんか初めての握手会の時を思い出すなぁ……。
「こっこれからは、俺とも、仲良くしてくれるの……?」
「もちろん!もう、お友達でしょ?」
「凜花……!」
すごく嬉しそうな顔をしている颯くんを見て、本当にこれでよかったのかと少し思い直した。
「りっ凜花………!」
「なに、颯くん?」
「その、凜花がRINだって、俺以外にも知っている人はいるの……?」
「うん、いるよ」
知っている人がいると言った瞬間、颯くんの表情がぐにゃりと歪んだ。
「だっ誰か聞いてもいい……?」
「颯くんは知らないかもしれないけど……成瀬樹李くんだよ」
「あいつもRINのファンだったのか……」
「あ、違うよ!成瀬くんは初対面でわたしがRINだって気づいたけど、ファンではないらしくて」
「凜花、さん」
「凜花でいいよ?颯くんがわたしのことさん付けで呼んでたほうが周りから見たら違和感だから!」
「……り、んか」
「ふふっ、ありがとう、颯くん!」
「あぁ……っ!」
なぜか叫んで崩れ落ちてしまった颯くん。
なんか初めての握手会の時を思い出すなぁ……。
「こっこれからは、俺とも、仲良くしてくれるの……?」
「もちろん!もう、お友達でしょ?」
「凜花……!」
すごく嬉しそうな顔をしている颯くんを見て、本当にこれでよかったのかと少し思い直した。
「りっ凜花………!」
「なに、颯くん?」
「その、凜花がRINだって、俺以外にも知っている人はいるの……?」
「うん、いるよ」
知っている人がいると言った瞬間、颯くんの表情がぐにゃりと歪んだ。
「だっ誰か聞いてもいい……?」
「颯くんは知らないかもしれないけど……成瀬樹李くんだよ」
「あいつもRINのファンだったのか……」
「あ、違うよ!成瀬くんは初対面でわたしがRINだって気づいたけど、ファンではないらしくて」