イケメンくんは地味子に夢中

おでーと

「凜花ちゃん!!」

「なにー?」

「今週の日曜日暇?!」



そう言いながら、ものすごい勢いで突っ込んできた美少女の名は、萩野美璃愛ちゃんと言います。

わたしが編入してきてから仲良くしてくれている、とってもかわいくていい子です。



「多分暇、だけど……」

「遊びに行こう!!」

「え、」

「もしかして嫌?嫌だったら全然断ってくれてもいいんだけど!」

「全然嫌じゃないよー!むしろその逆!嬉しくてびっくりしたの!!」



唐突に遊びに誘ってくれた美璃愛ちゃん。

嬉しすぎる……!

てな感じで日曜日に遊ぶことに。

ちょっと外でウィッグつけて歩くのはしんどいから、お願いしてわたしの家で遊ぶことに。

お友達と遊ぶのとかいつぶりだろう……すごい楽しみっ!!









ピンポーン



日曜日の朝10時半。インターホンがなった。

わくわくしながらエントランスのロックを解除し、玄関まで行く。

まだかなー。



ピロピロン



玄関のチャイムが鳴り、念のため確認。

美璃愛ちゃんだっ!!



「今開けるねっ!」



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