3121号室の狼〜孤高な冷徹御曹司の愛に溺れるまで〜
まさか私から服を脱いでくるとは思っていなかったようで、楓さんは目を丸くするとそこで動きが止まってしまった。
それから、何も言わずにまじまじと眺めてきて、私は段々と恥ずかくなり体中がみるみるうちに火照っていく。
「あ、あの……それ以上見ないで下さい」
堪らず、自分から脱いだにも関わらず胸を隠すように両手で自分の肩を抱いて、一向に固まったままの彼に戸惑いの視線を向ける。
「……あ、悪い。あまりにも綺麗だったから、つい」
そこでようやく我に帰った楓さんはぼんやりした状態で何とも恥ずかしいことをさらりと言ってのけると、若干耳を赤くさせながら視線を逸らし、自分も徐に服を脱ぎ始めた。
スーツの上着を脱いで、ワイシャツのボタンを一つ一つ外してから、最後には肌着を脱いで上半身を露わにさせる。
楓さんの裸を見るのはこれが初めてではないのに、何故か今まで一番緊張して、一番恥ずかしくて、一番見惚れてしまう。
毎日仕事で自分の時間なんてなく、食事に気を使うようなタイプではないのに、いつ見ても楓さんの体は不思議に思うくらいとても引き締まっていて、逞しくて、男らしさを感じる。
そんな彼の素晴らしい体付きに暫くの間目を奪われていると、楓さんは口元を緩ませて、私を挟み込むようにベッドに両手を付いてから、お互いの鼻がくっ付きそうなくらい綺麗な顔を至近距離まで近付かせてきた。
「お前も人のこと言えないだろ」
そして、悪戯な笑みを浮かべてなんとも痛い所を突かれてしまい、私の心拍数は最骨頂まで上がり、赤面状態になりながら言葉に詰まってしまう。
「美守、愛してる」
それから、突如胸の内をストレートに伝えてきて、不意をつかれた私は驚きと嬉しさで直ぐに返事が出来なかった。
「私も楓さんを愛しています。これからは、ずっとお側にいますから」
けど、一呼吸置いてから私も彼に自分の気持ちをしっかり伝えようと思い、楓さんの目を見据えながら自信を持ってそう断言した。
「ああ。俺も、もう絶対に離さない」
その言葉をとても嬉しそうな表情で受け止めてくれると、一変して楓さんの琥珀色の瞳が鋭く光った瞬間、包み込むように私の体を抱き締めてきて、少し強引に唇を奪われそのままベッドへと押し倒されてしまった。
そこから降り注がれる楓さんのキスの嵐。
絡み付くように唇を貪られ、額に、頬に、首筋にと。今度は跡が付かない程度に何度も口付けをされた後、首元から更に楓さんの顔が下がってきて、今度は露になった乳房に唇をあてると、それを片手で持ち上げてから、先端を舌先で転がして吸うようにしゃぶりついてくる。
「ああっ、か、楓さん、は、恥ずかしいですっ……」
またもや溶かされてしまうほどの甘い快感に耐えかねず、私は思わず体を反らすと、胸に食らいついてくる楓さんの姿がまるで獣のように見えて、羞恥心を抱きながらも快楽が次々と襲いかかり、つい情欲的な声が漏れ出てしまう。
そんな悶える私にはお構いなしと。今度は空いているもう片方の手が下腹部へと下がってきて、再びショーツの中に侵入させると、恥部の奥に長い指が何本も入り妖しく動き始める。
「いやあ……だ、だめです……、これ以上はおかしくなっちゃ……」
「美守、めちゃくちゃ可愛いよ。もっと声聞かせて」
押し寄せる刺激に耐えようと、シーツを強く握りしめていると、楓さんは口元を緩ませながら、何とも艶っぽい声で甘くねだってくる。
そして、淫らな水音を立てながら、少しだけ乱暴に掻き回される度に、体が何度も跳ね上がり、呼吸が乱れ始めていく。
すると、楓さんの指がある部分に触れた瞬間、今までとは比べ物にならないぐらい痺れる程の刺激が全身を襲い、これまでで一番大きな声を発してしまった。
「ここ……いいか?」
表情と声色はとても優しく穏やかなのに、それに反して、敏感な部分を容赦なく指の腹で執念に何度も激しく刺激してきて、幾度となく襲ってくる突き抜けるような快感に、タガが外れた私はもう自分でも訳が分からない程乱れだす。
そのうち、体の痙攣がどんどんと激しくなり、止めどなく溢れてくる蜜で、いやらしい水音が更に大きくなる。
その音が自分の耳に届く度に今の自分がどれ程に淫乱な姿でいるのか、彼の目にはどう映っているのか、不安な気持ちはあるものの、思考回路は快楽に囚われてまともに動く事が出来ない。
しかも、与えられている電撃のような刺激が次第に強くなってきて、体が強張ってくる。
「ああっ、か、楓さん、……なんか、変な感覚が……何か来るようなっ……」
これが何なのか全く分からないけど、腰が抜けそうな程気持ち良く、もう頭の中は真っ白になり、これ以上耐えられなくなりそうで、思わず彼の首元にしがみ付く。
「それが“イク”ってやつだよ。そのまま感じてろ」
混乱しながら快楽に溺れる私とは対照的に、楓さんは冷静にその状態を教えてくれるけど、もうその言葉すら頭に入って来ない。
とにかく、下からどんどんと込み上がってくる大きな快感の波に私はもう飲み込まれる寸前だ。
「あ、あっ、い、いやああああ……っ!」
そして、ついに限界に達した時、私は体を思いっきり仰け反らせて、力一杯叫んでしまった。
それから、何も言わずにまじまじと眺めてきて、私は段々と恥ずかくなり体中がみるみるうちに火照っていく。
「あ、あの……それ以上見ないで下さい」
堪らず、自分から脱いだにも関わらず胸を隠すように両手で自分の肩を抱いて、一向に固まったままの彼に戸惑いの視線を向ける。
「……あ、悪い。あまりにも綺麗だったから、つい」
そこでようやく我に帰った楓さんはぼんやりした状態で何とも恥ずかしいことをさらりと言ってのけると、若干耳を赤くさせながら視線を逸らし、自分も徐に服を脱ぎ始めた。
スーツの上着を脱いで、ワイシャツのボタンを一つ一つ外してから、最後には肌着を脱いで上半身を露わにさせる。
楓さんの裸を見るのはこれが初めてではないのに、何故か今まで一番緊張して、一番恥ずかしくて、一番見惚れてしまう。
毎日仕事で自分の時間なんてなく、食事に気を使うようなタイプではないのに、いつ見ても楓さんの体は不思議に思うくらいとても引き締まっていて、逞しくて、男らしさを感じる。
そんな彼の素晴らしい体付きに暫くの間目を奪われていると、楓さんは口元を緩ませて、私を挟み込むようにベッドに両手を付いてから、お互いの鼻がくっ付きそうなくらい綺麗な顔を至近距離まで近付かせてきた。
「お前も人のこと言えないだろ」
そして、悪戯な笑みを浮かべてなんとも痛い所を突かれてしまい、私の心拍数は最骨頂まで上がり、赤面状態になりながら言葉に詰まってしまう。
「美守、愛してる」
それから、突如胸の内をストレートに伝えてきて、不意をつかれた私は驚きと嬉しさで直ぐに返事が出来なかった。
「私も楓さんを愛しています。これからは、ずっとお側にいますから」
けど、一呼吸置いてから私も彼に自分の気持ちをしっかり伝えようと思い、楓さんの目を見据えながら自信を持ってそう断言した。
「ああ。俺も、もう絶対に離さない」
その言葉をとても嬉しそうな表情で受け止めてくれると、一変して楓さんの琥珀色の瞳が鋭く光った瞬間、包み込むように私の体を抱き締めてきて、少し強引に唇を奪われそのままベッドへと押し倒されてしまった。
そこから降り注がれる楓さんのキスの嵐。
絡み付くように唇を貪られ、額に、頬に、首筋にと。今度は跡が付かない程度に何度も口付けをされた後、首元から更に楓さんの顔が下がってきて、今度は露になった乳房に唇をあてると、それを片手で持ち上げてから、先端を舌先で転がして吸うようにしゃぶりついてくる。
「ああっ、か、楓さん、は、恥ずかしいですっ……」
またもや溶かされてしまうほどの甘い快感に耐えかねず、私は思わず体を反らすと、胸に食らいついてくる楓さんの姿がまるで獣のように見えて、羞恥心を抱きながらも快楽が次々と襲いかかり、つい情欲的な声が漏れ出てしまう。
そんな悶える私にはお構いなしと。今度は空いているもう片方の手が下腹部へと下がってきて、再びショーツの中に侵入させると、恥部の奥に長い指が何本も入り妖しく動き始める。
「いやあ……だ、だめです……、これ以上はおかしくなっちゃ……」
「美守、めちゃくちゃ可愛いよ。もっと声聞かせて」
押し寄せる刺激に耐えようと、シーツを強く握りしめていると、楓さんは口元を緩ませながら、何とも艶っぽい声で甘くねだってくる。
そして、淫らな水音を立てながら、少しだけ乱暴に掻き回される度に、体が何度も跳ね上がり、呼吸が乱れ始めていく。
すると、楓さんの指がある部分に触れた瞬間、今までとは比べ物にならないぐらい痺れる程の刺激が全身を襲い、これまでで一番大きな声を発してしまった。
「ここ……いいか?」
表情と声色はとても優しく穏やかなのに、それに反して、敏感な部分を容赦なく指の腹で執念に何度も激しく刺激してきて、幾度となく襲ってくる突き抜けるような快感に、タガが外れた私はもう自分でも訳が分からない程乱れだす。
そのうち、体の痙攣がどんどんと激しくなり、止めどなく溢れてくる蜜で、いやらしい水音が更に大きくなる。
その音が自分の耳に届く度に今の自分がどれ程に淫乱な姿でいるのか、彼の目にはどう映っているのか、不安な気持ちはあるものの、思考回路は快楽に囚われてまともに動く事が出来ない。
しかも、与えられている電撃のような刺激が次第に強くなってきて、体が強張ってくる。
「ああっ、か、楓さん、……なんか、変な感覚が……何か来るようなっ……」
これが何なのか全く分からないけど、腰が抜けそうな程気持ち良く、もう頭の中は真っ白になり、これ以上耐えられなくなりそうで、思わず彼の首元にしがみ付く。
「それが“イク”ってやつだよ。そのまま感じてろ」
混乱しながら快楽に溺れる私とは対照的に、楓さんは冷静にその状態を教えてくれるけど、もうその言葉すら頭に入って来ない。
とにかく、下からどんどんと込み上がってくる大きな快感の波に私はもう飲み込まれる寸前だ。
「あ、あっ、い、いやああああ……っ!」
そして、ついに限界に達した時、私は体を思いっきり仰け反らせて、力一杯叫んでしまった。