3121号室の狼〜孤高な冷徹御曹司の愛に溺れるまで〜
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それから程なくして、急に彼の気配が近くで感じとれた途端、両手首を掴まれて無理やり手を退かされると、有無を言わさずに唇を奪われた。
今度は啄む程度の軽くて優しいキスに、取り乱していた心は徐々に落ち着き始めると、そのうち楓さんの腕が下半身へと伸びていき、ショーツに手をかけるとそのまま下へとずり下ろしてきた。
「きゃっ、か、楓さん!?」
ショーツを脱がされ、ついに全裸になってしまった事に、この上ない羞恥心が湧き起こり、慌てて下半身を隠そうと手を伸ばす。
けど、それは容易に振り払われてしまった上、両足を無理やり広げられてしまい、彼の前で恥部をさらけ出している自分のはしたない姿に堪らず、 涙目で彼を見上げる。
「か、楓さん、こんな格好、は、恥ずかしい……ひあっ!」
何とか離してもらいたくて手を伸ばそうとした時、露になった恥部の入口に硬いものが触れた瞬間、明らかに指とは全然違う大きさのものが中へ入り込み、驚いてそこに視線を向けると、ばっちりと楓さんの下半身を目にしてしまった。
「きゃあっ」
生まれて初めて真正面から男性性器を目撃してしまい、あまりの衝撃的な光景に思わず軽い悲鳴を上げ、再び自分の顔を両手で覆ってしまう。
すると、戸惑う隙を与えることなく突如襲いかかってきた鋭い痛みに驚いて、私は塞いでいた手を直ぐに離した。
「ああっ、い、痛いっ……、か、楓さんっ!」
中に入ったものが徐々に奥へと進む度にビリビリと走り出す痛みに耐えかねず、私は涙を流しながら救いを求めるように彼の名前を叫ぶ。
営みについて予備知識は取り入れたつもりだけど、想像以上の痛みにどう対処すればいいのか分からず狼狽えてしまう。
「俺にしがみつけ。傷付けてもなんでもいいから」
そんなパニック状態の私を優しく抱き締めると、楓さんは一旦動きを止めてくれて、震える頬にそっと口付けを落とす。
「美守、力抜いて。その方が楽だから」
それから、穏やかな口調でそう語り掛けてはくれるけど、再び襲ってくる痛みに耐えようと、意思に反してつい体が力んでしまう。
見兼ねた楓さんは、私の顎を親指で軽く引き上げると、唇を重ね、そこから舌を滑らせて奥に引っ込んでしまった私の舌を絡めとり、甘く転がしてくる。
そんな楓さんの巧みな舌遣いにより、口内の感度を刺激され、意識が徐々に分散していく中、加えて右胸を包み込むように掌で覆い、先端を弄りながらゆっくりと揉んできたので、そのうち痛みよりも快感の方が勝り始め、体の力が徐々に抜け落ちていく。
「んんーっ!」
その瞬間、今までの比ではない痛みが全身を走り、驚きのあまり口を塞がれている中で悲痛の声を発し、思わず彼の背中に爪を立ててしまった。
そこからジンジンと痛みが強さを増し、私は涙を零しながら必死に彼にしがみつく。
「ごめんな。本当はローションあれば良かったけど……。限界なら止めるから、直ぐ言えよ」
先程は自信が無いと言ってたけど、何だかんだしっかりと気遣って下さる楓さんの温かさに、痛みに悶えながらもその気持ちが嬉しくて、私は彼の全てを受け入れたくて、最後まで耐え抜こうと覚悟を決めた。
「……いっ、ああっ!」
私の呼吸に合わせて、休み休みゆっくりと楓さんのものが奥へ奥へと入り込み、合間に濃厚なキスや愛撫で痛みを紛らわせてくれて、暫く耐え続けているとついに最深部まで到達したのか。そこで楓さんの動きが止まり、小さく安堵の息をはいた。
「大丈夫か?」
それから、心配そうな面持ちで相変わらず私を労わって下さり、余裕は全く無いけど一先ず楓さんには安心して欲しくて、私は無理やり笑顔を作って無言で頷く。
「それじゃあ、動くぞ。ゆっくりするから」
そう言うと、楓さんは徐に腰を動かし始めると、今度は私の乳房を片手で持ち上げて、それを口に含み、乳輪の周りを舐めたり、先端を舌で転がしたり甘噛みしたりと。
痛みと同時に体の奥が疼くような快感も与えられ、襲いかかる二つの感覚に頭が真っ白になる。
そのうち少し慣れてきたのか。ゆっくりと動かされている間、始めの頃より鋭い痛みは徐々に緩和されていき体が解れていくと、粘液の擦れる音が段々と大きくなり、快感の方が上回ってきた私は、我を忘れてひたすらに喘いだ。
「……っ、やばい、美守の中めっちゃ良い。多分、すぐ終わりそう……」
楓さんも私で感じて下さっているようで、顔を歪ませて悶える表情が何だかとても愛しく思え、私は彼の首元にぎゅっと抱きつく。
「楓さん、……好きです」
そして、溢れる想いをそのまま言葉にして、勢いあまって頬に口付けをすると、何かのスイッチを押してしまったのか。楓さんは一瞬固まるも、すかさず右手で顔を固定されてしまい、そこから何度も角度を変えては貪るような激しく濃密なキスの嵐が降り掛かかり、またもや思考力を奪われてしまった。
それから程なくして、急に彼の気配が近くで感じとれた途端、両手首を掴まれて無理やり手を退かされると、有無を言わさずに唇を奪われた。
今度は啄む程度の軽くて優しいキスに、取り乱していた心は徐々に落ち着き始めると、そのうち楓さんの腕が下半身へと伸びていき、ショーツに手をかけるとそのまま下へとずり下ろしてきた。
「きゃっ、か、楓さん!?」
ショーツを脱がされ、ついに全裸になってしまった事に、この上ない羞恥心が湧き起こり、慌てて下半身を隠そうと手を伸ばす。
けど、それは容易に振り払われてしまった上、両足を無理やり広げられてしまい、彼の前で恥部をさらけ出している自分のはしたない姿に堪らず、 涙目で彼を見上げる。
「か、楓さん、こんな格好、は、恥ずかしい……ひあっ!」
何とか離してもらいたくて手を伸ばそうとした時、露になった恥部の入口に硬いものが触れた瞬間、明らかに指とは全然違う大きさのものが中へ入り込み、驚いてそこに視線を向けると、ばっちりと楓さんの下半身を目にしてしまった。
「きゃあっ」
生まれて初めて真正面から男性性器を目撃してしまい、あまりの衝撃的な光景に思わず軽い悲鳴を上げ、再び自分の顔を両手で覆ってしまう。
すると、戸惑う隙を与えることなく突如襲いかかってきた鋭い痛みに驚いて、私は塞いでいた手を直ぐに離した。
「ああっ、い、痛いっ……、か、楓さんっ!」
中に入ったものが徐々に奥へと進む度にビリビリと走り出す痛みに耐えかねず、私は涙を流しながら救いを求めるように彼の名前を叫ぶ。
営みについて予備知識は取り入れたつもりだけど、想像以上の痛みにどう対処すればいいのか分からず狼狽えてしまう。
「俺にしがみつけ。傷付けてもなんでもいいから」
そんなパニック状態の私を優しく抱き締めると、楓さんは一旦動きを止めてくれて、震える頬にそっと口付けを落とす。
「美守、力抜いて。その方が楽だから」
それから、穏やかな口調でそう語り掛けてはくれるけど、再び襲ってくる痛みに耐えようと、意思に反してつい体が力んでしまう。
見兼ねた楓さんは、私の顎を親指で軽く引き上げると、唇を重ね、そこから舌を滑らせて奥に引っ込んでしまった私の舌を絡めとり、甘く転がしてくる。
そんな楓さんの巧みな舌遣いにより、口内の感度を刺激され、意識が徐々に分散していく中、加えて右胸を包み込むように掌で覆い、先端を弄りながらゆっくりと揉んできたので、そのうち痛みよりも快感の方が勝り始め、体の力が徐々に抜け落ちていく。
「んんーっ!」
その瞬間、今までの比ではない痛みが全身を走り、驚きのあまり口を塞がれている中で悲痛の声を発し、思わず彼の背中に爪を立ててしまった。
そこからジンジンと痛みが強さを増し、私は涙を零しながら必死に彼にしがみつく。
「ごめんな。本当はローションあれば良かったけど……。限界なら止めるから、直ぐ言えよ」
先程は自信が無いと言ってたけど、何だかんだしっかりと気遣って下さる楓さんの温かさに、痛みに悶えながらもその気持ちが嬉しくて、私は彼の全てを受け入れたくて、最後まで耐え抜こうと覚悟を決めた。
「……いっ、ああっ!」
私の呼吸に合わせて、休み休みゆっくりと楓さんのものが奥へ奥へと入り込み、合間に濃厚なキスや愛撫で痛みを紛らわせてくれて、暫く耐え続けているとついに最深部まで到達したのか。そこで楓さんの動きが止まり、小さく安堵の息をはいた。
「大丈夫か?」
それから、心配そうな面持ちで相変わらず私を労わって下さり、余裕は全く無いけど一先ず楓さんには安心して欲しくて、私は無理やり笑顔を作って無言で頷く。
「それじゃあ、動くぞ。ゆっくりするから」
そう言うと、楓さんは徐に腰を動かし始めると、今度は私の乳房を片手で持ち上げて、それを口に含み、乳輪の周りを舐めたり、先端を舌で転がしたり甘噛みしたりと。
痛みと同時に体の奥が疼くような快感も与えられ、襲いかかる二つの感覚に頭が真っ白になる。
そのうち少し慣れてきたのか。ゆっくりと動かされている間、始めの頃より鋭い痛みは徐々に緩和されていき体が解れていくと、粘液の擦れる音が段々と大きくなり、快感の方が上回ってきた私は、我を忘れてひたすらに喘いだ。
「……っ、やばい、美守の中めっちゃ良い。多分、すぐ終わりそう……」
楓さんも私で感じて下さっているようで、顔を歪ませて悶える表情が何だかとても愛しく思え、私は彼の首元にぎゅっと抱きつく。
「楓さん、……好きです」
そして、溢れる想いをそのまま言葉にして、勢いあまって頬に口付けをすると、何かのスイッチを押してしまったのか。楓さんは一瞬固まるも、すかさず右手で顔を固定されてしまい、そこから何度も角度を変えては貪るような激しく濃密なキスの嵐が降り掛かかり、またもや思考力を奪われてしまった。