3121号室の狼〜孤高な冷徹御曹司の愛に溺れるまで〜
◇◇◇
「ええ!?ケーキまで用意してくれたの?」
「当然でしょ。正式に婚約出来たんだし、ちゃんと御祝いしないと。これからもずっと僕の側に居て下さい」
「は、はい!こちらこそ、私で良ければよろしくお願いします」
……ああ、素晴らしい。
私はなんて、素敵な現場に立ち会えたのでしょう。
VIP階層の最初のルームサービスである、綺麗に飾り付けをされた当シェフ自慢のケーキとシャンパンのお届け。
一般階層にも時たまこうして記念品のお届けをする事があり、私が何よりも一番やり甲斐を感じる瞬間だ。
こうして、誰かのサプライズに加わり、お客様と一緒になって相手の喜ぶ顔が見れるなんて、まるで幸せのお裾分けをされているようで満たされた気持ちになる。
私は表情をあまり表に出過ぎないよう気を付けながら、ケーキとシャンパンをセッティングすると、お客様に御祝いの言葉を申し上げ、深く一礼をしてから部屋を後にした。
「ええ!?ケーキまで用意してくれたの?」
「当然でしょ。正式に婚約出来たんだし、ちゃんと御祝いしないと。これからもずっと僕の側に居て下さい」
「は、はい!こちらこそ、私で良ければよろしくお願いします」
……ああ、素晴らしい。
私はなんて、素敵な現場に立ち会えたのでしょう。
VIP階層の最初のルームサービスである、綺麗に飾り付けをされた当シェフ自慢のケーキとシャンパンのお届け。
一般階層にも時たまこうして記念品のお届けをする事があり、私が何よりも一番やり甲斐を感じる瞬間だ。
こうして、誰かのサプライズに加わり、お客様と一緒になって相手の喜ぶ顔が見れるなんて、まるで幸せのお裾分けをされているようで満たされた気持ちになる。
私は表情をあまり表に出過ぎないよう気を付けながら、ケーキとシャンパンをセッティングすると、お客様に御祝いの言葉を申し上げ、深く一礼をしてから部屋を後にした。