DOLL〜呪〜


「……どうして…………」

あたしは傷口を押さえた。
どくどくと血が流れ出る。



祐司は急に笑うのをやめた。




そしてあたしを睨み付ける。
瞳孔の開いた目で。



「……………っ!!!!!」


あたしはその目に恐怖を感じるようになってしまった。
相手が祐司だとわかってから、余計に……








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