愛があっても恋がなきゃね
「3年は今年から受験生だからな〜。
気を抜かずに1年がんばれよ。じゃあ解散。」

担任の先生の話を聞いた皆はぞろぞろと帰っていく。

私も愛玖と教室を出た。

「もう受験生なんて高校生活あっという間だね〜。叶恋ちゃんは進学?」

「うん。就職率が良さそうなとこにしようかなって。愛玖は?」

「私はデザイン系かな〜。最近蒼くんの影響で興味が出てきて、、、。」

蒼くんというのは愛玖の彼氏だ。

私はあまり関わりがないが、美術部で絵を描くことが好きらしい。

「あれ、噂をするとじゃない?」

「え?あ、蒼くん!」
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