らんらんたるひとびと。~国内旅編~
3日目にして、旅は終了かもしれない。
任務は終了…。
いや、別に終わったからと言って私たちのせいじゃないし。
「ジェイは、白雪姫とずっと一緒じゃなかったの?」
「ああ、飯は一緒だったけどな。あいつ、女のいる店には一人で行きたがるだろ」
白雪姫が吊るされているという場所に向かいながら、私はジェイに訊いた。
シナモンは部屋で待つように言ったのに、勝手についてきている。
昨日と変わらなくて、歩くたびにふらふら男がやってきて、
「一緒に遊ぼうよ」と言うので、ジェイが無言でパンチして吹っ飛ばしていく。
ジェイが案内してくれた建物は倉庫なような建物で扉が全開だ。
室内の中央にはボクシングで使用するようなリングがあって。
丸太に括り付けられた白雪姫の姿があった。
右目が腫れあがり、顔の原型をとどめていない姿にぞっとする。
リングの周りにはマッチョな男性集団が「こいつを地獄へ~」と恐ろしい言葉を浴びせているではないか…。
なにここ…。
軽くドン引きして後ずさるが、正義感の強いジェイはずんずんと進んで行く。
「おいっ、白雪を離せ!」
飛び込むように…ふわっとジェイの身体は浮かんだと同時にリングに着地していた。
…私、来なくても良かったのでは?
任務は終了…。
いや、別に終わったからと言って私たちのせいじゃないし。
「ジェイは、白雪姫とずっと一緒じゃなかったの?」
「ああ、飯は一緒だったけどな。あいつ、女のいる店には一人で行きたがるだろ」
白雪姫が吊るされているという場所に向かいながら、私はジェイに訊いた。
シナモンは部屋で待つように言ったのに、勝手についてきている。
昨日と変わらなくて、歩くたびにふらふら男がやってきて、
「一緒に遊ぼうよ」と言うので、ジェイが無言でパンチして吹っ飛ばしていく。
ジェイが案内してくれた建物は倉庫なような建物で扉が全開だ。
室内の中央にはボクシングで使用するようなリングがあって。
丸太に括り付けられた白雪姫の姿があった。
右目が腫れあがり、顔の原型をとどめていない姿にぞっとする。
リングの周りにはマッチョな男性集団が「こいつを地獄へ~」と恐ろしい言葉を浴びせているではないか…。
なにここ…。
軽くドン引きして後ずさるが、正義感の強いジェイはずんずんと進んで行く。
「おいっ、白雪を離せ!」
飛び込むように…ふわっとジェイの身体は浮かんだと同時にリングに着地していた。
…私、来なくても良かったのでは?