らんらんたるひとびと。~国内旅編~
 カアーーンというゴングが鳴ると。
 ジェイは目の前に立っている男を一発で倒した。
 リングの周りにはいつのまにか、40~50人ほどのガラの悪い男達が集まって。
 ワーワーと叫んでいる。

 2人目、3人目、4人目。
 ジェイは一発で相手の男を倒した。
「あと、一人」
 ほっとしたのも束の間。
 5人目はラスボスというべき。
 モンスターのような大男が現れた。

 人間なのか?
 と思うくらいの大柄な男は。
 スキンヘッドでサングラスをかけている。
 ジェイが子供にしか見えないくらいの対格差で。
 ごおーーんとゴングが鳴り響くと。
 ゴツンと音がして。
 ジェイがバタンと倒れた。

「は・・・?」
 正義は絶対に勝つという…鉄則はないらしい。
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