らんらんたるひとびと。~国内旅編~
 室内にいるから、野宿の時とは違って。
 見張り役はいらないって話になったけど。
 念のため、ホムラさんと鈴様は交代で起きてると言い出した。

 次の村で、2泊くらいして休んでもらえばいいかと思い、「そうですか」と頷いて。
 私は座った状態で目を閉じた。
 ジェイと白雪姫は遠慮なく横になっているが。
 私には、少しばかり横になることに抵抗があった。
 シナモンは小屋にある椅子に座って寝ると言い出した。
「わたくし、どこでも眠れる体質なので、大丈夫ですよ」
 と、言って椅子に座って眠っている。

 暖炉の前で、ぼそぼそと鈴様とホムラさんが喋っているのを見ながら。
 頭がぼおーとしてきた。
 目を閉じると。
 身に覚えのある光景が浮かんできた。
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