転生アラサー腐女子はモブですから!?
手紙【キース視点】
婚約披露パーティーを明日に控え、仕事を早めに切り上げたキースはリンベル伯爵家へと向かっていた。
(アイシャは、今頃何をしているのだろうか?)
明日の準備で、大忙しに違いない。『緊張もしているだろうから、癒しになれば』と思い、花屋で買った小さな花束を見つめ思う。
(やっと、アイシャと婚約出来る……)
アイシャに婚約指輪を贈ってから一ヶ月。準備に時間がかかるとは言え、婚約披露パーティーなどやめて、さっさと正式に婚約だけでも結べばいいのにと、何度思ったことか。まだまだ結婚までの道のりは長いが、婚約者となれば、名実共に、ずっとアイシャの側にいられる。
キースは浮き足立つ気持ちのまま、リンベル伯爵邸へと急ぎ馬を走らせた。
(アイシャは、今頃何をしているのだろうか?)
明日の準備で、大忙しに違いない。『緊張もしているだろうから、癒しになれば』と思い、花屋で買った小さな花束を見つめ思う。
(やっと、アイシャと婚約出来る……)
アイシャに婚約指輪を贈ってから一ヶ月。準備に時間がかかるとは言え、婚約披露パーティーなどやめて、さっさと正式に婚約だけでも結べばいいのにと、何度思ったことか。まだまだ結婚までの道のりは長いが、婚約者となれば、名実共に、ずっとアイシャの側にいられる。
キースは浮き足立つ気持ちのまま、リンベル伯爵邸へと急ぎ馬を走らせた。