転生アラサー腐女子はモブですから!?
甲板を出ること数分、ロイヤルスウィートに連行されたアイシャの羞恥地獄は、まだ終わっていなかった。
「リアム様、早く離してください!!」
「それはダメだ! 今離したら、アイシャは一生私と会ってはくれないのだろう?」
「もちろんです! 私の趣味をバカにするような男なんて、こっちからポイですわ!」
ロイヤルスウィートへと戻ってきたアイシャは、リアムの膝の上に抱き上げられ、腰を拘束され、逃げられない状況へと追い込まれていた。リアムの首に回した腕を離せば、もれなくソファに倒れ込むアンバランスな体勢に、暴れることも出来ない。腕を離したら最後、ソファへと押し倒される。
お姫さま抱っこで船内を移動するという羞恥地獄が可愛く思えるほどの状況に追い込まれたアイシャは、元凶であるリアムを睨み、かみつくが、当の本人はどこ吹く風だ。
(くっそぉぉぉ、逃げられないように、あえて膝抱っこにしたわね)
「ポイって……、まぁ、この体勢だったら逃げられないし、ゆっくりアイシャの誤解を解いていこうね」
目の前の彼は、何とも嬉しそうな笑みを浮かべている。
「リアム様、早く離してください!!」
「それはダメだ! 今離したら、アイシャは一生私と会ってはくれないのだろう?」
「もちろんです! 私の趣味をバカにするような男なんて、こっちからポイですわ!」
ロイヤルスウィートへと戻ってきたアイシャは、リアムの膝の上に抱き上げられ、腰を拘束され、逃げられない状況へと追い込まれていた。リアムの首に回した腕を離せば、もれなくソファに倒れ込むアンバランスな体勢に、暴れることも出来ない。腕を離したら最後、ソファへと押し倒される。
お姫さま抱っこで船内を移動するという羞恥地獄が可愛く思えるほどの状況に追い込まれたアイシャは、元凶であるリアムを睨み、かみつくが、当の本人はどこ吹く風だ。
(くっそぉぉぉ、逃げられないように、あえて膝抱っこにしたわね)
「ポイって……、まぁ、この体勢だったら逃げられないし、ゆっくりアイシャの誤解を解いていこうね」
目の前の彼は、何とも嬉しそうな笑みを浮かべている。