【電子書籍・コミカライズ決定】イケオジ王弟殿下との白い結婚〜君を愛するつもりはないと言われましたが、なぜか旦那様は過保護に溺愛してきます〜
二人で過ごす時間
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楽なドレスに着替えた私は、ジェラルド様が待つ食堂へと向かう。
部屋の位置は、階段を三階まで上って、左に曲がった突き当たりだ。一度振り返ってよく確認する。
お屋敷の中で迷子になんてなったら、ジェラルド様にますます子ども扱いされてしまうに違いない。
しっかり、覚えようと心に決める。
それにしても、ジェラルド様のお屋敷は、全てにおいて品がいい。
調度品一つとっても、とても高級なことがわかるのに、嫌みを感じさせることなく、あくまでもセンス良く上品にそこに置かれている。