夢見る夢子は、元アイドルに運命を感じてしまいました!
(そうそう、こんなこと、ペラペラ喋ったら、たっくんに嫌われる!)



たっくんが寝てる間に、コンビニに行って、ゼリーやプリンやアイスを買ってきた。
熱がある時は、そういうものが食べやすいから。



(後は、何かすることあったかな?)



完璧では無いにしろ、掃除や片付けをちゃんとしといて良かったよ。
元はといえば、おばあちゃんがけっこう片付け魔で綺麗にしてたから、私も散らかすわけには行かなかったんだよね。
でも、そのおかげで、たっくんを連れてこられた。
これが、散らかりまくりの汚部屋だったら、恥ずかしくてとても呼べないよね。



とりあえず、たっくんには客間で住んでもらおう。
あ、おばあちゃんの部屋の方が日当たりは良いけど…
体調が少し良くなったら、たっくんに決めてもらおう。
私は、二階の部屋を使っている。
元はお父さんと伯母さんが使ってた部屋らしい。
上下に別れてるから、お互いそんなに気を使わなくて良いよね。



でも、襖には鍵とか付いてないから、入ろうと思えば、いつでも入れる…



(まさか、たっくん…いきなりそんなこと…きゃあ~~!)



熱くなったほっぺたを、両手で押さえた。


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