ヒーローは動きたくない×5
一言に犯罪者と言っても、その中から激選した結果、重い罪を犯したが精神上重い異常がない…暴れない人が5人。
その5人がヒーロー戦隊☆スターマンのメンバーとなっている。
「でも、だらけ度は審査対象に入ってない」
「だらけてたらそもそも現場に向かえないでしょ?!」
人間、だらけると大体の人はなにもできずにただぼーっと動画を見たりするだけになる。
そうしたらヒーローなんて言っても変身すらできない!!
「ーガチめに終わった…」
……あ、手錠のやつ。
すごい手の裏見せてくる。
圧が強い、さすがは政府。
ある意味すごい人を選んだなおい。
「早く手錠外して!華!」
「いやまだ昼じゃないし…」
昼はご飯を食べるために一時的に手錠を外すことが許されている。
今は…11時。
まだ12時ではないから外せない…!
「勇(ゆう)!!華が困ってんだろ!!」
「小春(こはる)さん!!組織内での揉め事は禁止って前に言ったでしょ!」
うっ、とした表情をした。
ヤバい、さすがに言いすぎちゃった…?
…石河 勇は自称僕っ子。
佐々木 小春は刑務所で治安を維持していた俺様タイプの人。
こういうときに小春さんはかなり役に立つ。
でもかなり言いすぎるから、結局私も注意するハメになる。
「みなさんを見てるとなんか、先生としての気持ちが湧き出てくるんだよね…」
「え、先生やってたんだ〜!」
「おいコラ」
あははは、はは…うん、でも先生をやってたのは本当のこと。
ー私は、少し都心から離れた高校で、先生をやっていた。