悪魔のホームページ
https://Page2.橋美優奈
【優奈、柚ちゃんが昨日亡くなっちゃったらしいの。仕事の予定が空けばなるべく早く帰ってきなさい】
朝、女優の仕事の関係で学校をしばらく休み、少し遠い所に宿泊しながら撮影していた私に、朝、お母さんからラインが届いていた。
「嘘────でしょ?」
目の前が真っ暗になるのがわかる。
私の幼馴染で、いつでも私に優しかった柚が──?
私は監督とマネージャーに相談して、少しだけ撮影の予定を変更してもらい、マネージャーと共に急いで家に帰った。
「お、おかえり優奈」
お母さんはそう言うと泣いた後だと思う赤い目で私を迎え入れた。
「なんでっ⁉︎なんで柚が──」
私のその言葉に、お母さんは悲しそうに私を抱きしめた。
「わからないのよ──警察も、お手上げだって────」
お母さんのその言葉に、私は歯を食いしばる。
そういえば、柚からの連絡で元気がなくなったのはいつから──?
気づけば、連絡に覇気がなくなっていなかった──?
生活環境に何か問題があるんじゃ────
「お母さん、私明日学校に行くね。確かめたいことがあるの」
お母さんは静かに頷いた。