【書籍化】「急募:俺と結婚してください」の手持ち看板を掲げ困っていた勇者様と結婚することになったら、誰よりも溺愛されることになりました。
11 親友
私は空が飛べるルーンさんに、玄関前に降ろして貰った。彼にお礼を言ってから、玄関ホールに入ると私を探して居たらしい執事とすれ違った。
奥様と呼ばれたけど、一言謝ってからとりあえず来客室へと急いだ。彼の要件は明白だったから。
もし私が居ないのなら、ロッソ公爵家では客人を迎え入れるのはシリルになる。だから、今来ているはずのジャスティナの相手だって、彼がしているだろう。
元よりジャスティナが用があるのは私ではなくて……シリルなのだから。
奥様と呼ばれたけど、一言謝ってからとりあえず来客室へと急いだ。彼の要件は明白だったから。
もし私が居ないのなら、ロッソ公爵家では客人を迎え入れるのはシリルになる。だから、今来ているはずのジャスティナの相手だって、彼がしているだろう。
元よりジャスティナが用があるのは私ではなくて……シリルなのだから。