今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~
最後にフェンデルが軽口とは裏腹に厳しい表情をしてすぐに追いかけた。
やがて五人はとうとう巨大な水晶に封じ込められた魔王のもとへたどり着いてしまった。
水晶を見上げたディルクが呆然としながら言う。
「これ、人間……じゃねーよな?」
「違うと思うわ……」
レナーテがこわごわと水晶に触れる。
「だってこの水晶、とても強い魔力を宿しているもの。欠片ひとつで私の魔力のすべてに値するくらい」
「じゃ、売れるってことか?」
エステルは場違いなほど軽く言ったフェンデルに抱きあげられる。
「魔石って売れるんだろ? 街から来た商人が言ってたぜ」
やがて五人はとうとう巨大な水晶に封じ込められた魔王のもとへたどり着いてしまった。
水晶を見上げたディルクが呆然としながら言う。
「これ、人間……じゃねーよな?」
「違うと思うわ……」
レナーテがこわごわと水晶に触れる。
「だってこの水晶、とても強い魔力を宿しているもの。欠片ひとつで私の魔力のすべてに値するくらい」
「じゃ、売れるってことか?」
エステルは場違いなほど軽く言ったフェンデルに抱きあげられる。
「魔石って売れるんだろ? 街から来た商人が言ってたぜ」