今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~
「男爵様からは功労者ひとりと命じられていてね。まさか子供だとは思わなかったものだから……」

「でしたら、俺がエステルの代わりに行きます。いろいろと話は聞いていますし、エステルほどではないにしても今の村のことを説明できると思います」

「それでは私が男爵様に叱られてしまう。気持ちはわかるが、決してエステル嬢に悪いようにはしないよ。だめだろうか?」

 使者もそれなりの地位にある人間だろうに、レスターに向かって申し訳なさそうに頭を下げる。

 高圧的に命令されれば反発もできたが、下手に出られてはレスターもエステルも強く出られなかった。

< 346 / 443 >

この作品をシェア

pagetop