今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~
 そしてエステルにとっては遅めの朝食を、幼馴染たちにはやや早めに昼食をとる。

「まさかそんなことになってたなんてな。怖かったろ、エステル」

「うん、でももう大丈夫」

 ゴダンのもとで起きた出来事を説明すると、ディルクがエステルを慰めるように撫でる。

「それより村はどうだったの? 盗賊団を送り込んだみたいだったけど……」

「あの人たち、盗賊団だったのね。見張りをしていたフェンデルが気づいてくれたのよ」

 レナーテがパンをミルクに浸して言った。

「すぐに対処してくれたのはディルクだ。お前、自警団の隊長にでもなってみたらいいんじゃないか?」

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