お姉ちゃん!
「あのさ、梅。みんなママやパパが来てくれてるけどさ、お前は俺が居て、杏が居て、準ちゃん、準ちゃんママ、準ちゃんパパ、波留、そして苺。今、心配してお前だけの為にこんなに人が居るんだよ。それなのにまだ他に何か不満あんの?末っ子だからっていつまでも甘ったれるなよ」


梅、桃にお説教される。

目に涙をいっぱいためて、うんうんと頷きながら聞いている。

前ならきっと怒られたらすぐ泣いて、ただただ泣くだけだった。

今はちゃんと目を見て話を聞いている。


「よっし、波留も俺とやるかぁー」

「準ちゃん...」

「にぃにとやるー!」

「波留ちゃん...」

「いっちゃんごめんなさいー(泣)」


あたしは梅をだっこした。
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