お姉ちゃん!

「苺...」

「んん...」


あれ、あたし寝ちゃってたんだ。


「苺、服着て。もっかい襲うよ(笑)」

「もー、準ちゃんってば(笑)」


今日もあたしは準ちゃんと体を重ねていた。


「わっ...」


服を着ようとすると準ちゃんに腕を引っ張られた。


チュッ...


リップ音が部屋に響く。


「準ちゃん...服.....」

「苺...すきだよ.....」


準ちゃんは最近よくあたしに" すき "と言うようになった。

けど彼女とは別れていないし少し複雑な気分。


「ねぇ苺」

「んー?」

「今度、デートしない?」

「えー、どこ行くの?」

「ここ」


そう言って見せてきたのは水族館のウェブサイト。


「いいよ」

「やった!だいすき」


そう言って準ちゃんはあたしに抱きついた。
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