6月、高嶺の花を摘みに
雨の日の『意地悪で大嫌い』
駅
その日は雨が降っていた。
ザーザーザーザー、降りやむ気配もない、そんな雨の日。
外の植木には雨が滴り、葉っぱの上に小さな雫を作っては地面に落ちて水溜まりと一体化する。
ただただその繰り返しを眺めていた。
街歩く人たちが傘をさして色んな方向へと足を運ぶ。
遠くの空には日が差して暖かい青空が広がっているのかなと、そんなことをぼんやり考えながら雨を見つめた。
落ちて消えて、また新しいのが落ちて消えて。
規則性がないところも、目が離せなかった。
ああ、まただ。
あ、きた。
とにかくほわほわした気分だった。
外は土砂降りとも言えるくらいなのに。
ぼんやーっとしてたのが悪かったのだろう。
気がついた時には左肩が痛くて、床に尻もちを着いている状態だった。
床は雨宿りに来た人や電車に用があった人たちの靴で濡れていて、尻もちを着いたせいで濡れてしまっていた。
ザーザーザーザー、降りやむ気配もない、そんな雨の日。
外の植木には雨が滴り、葉っぱの上に小さな雫を作っては地面に落ちて水溜まりと一体化する。
ただただその繰り返しを眺めていた。
街歩く人たちが傘をさして色んな方向へと足を運ぶ。
遠くの空には日が差して暖かい青空が広がっているのかなと、そんなことをぼんやり考えながら雨を見つめた。
落ちて消えて、また新しいのが落ちて消えて。
規則性がないところも、目が離せなかった。
ああ、まただ。
あ、きた。
とにかくほわほわした気分だった。
外は土砂降りとも言えるくらいなのに。
ぼんやーっとしてたのが悪かったのだろう。
気がついた時には左肩が痛くて、床に尻もちを着いている状態だった。
床は雨宿りに来た人や電車に用があった人たちの靴で濡れていて、尻もちを着いたせいで濡れてしまっていた。
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