□TRIFLE□編集者は恋をする□
平井は白いふとももをきゅっと擦り合わせ必死に声をこらえながら、欲に染まった目でこちらを見上げる。
「んん……、やぁっ」
鎖骨、胸、へそと順番にキスを落し、丸みを帯びた腰骨に歯を立てると、細い体が大きくしなった。
閉じた膝を割って指を這わせながら、声をこらえる平井を見下ろす。
「さっきの電話、誰から?」
「……んっ、聞いてたの?」
「聞こえたんだよ」
「あ……っやぁ」
「俺に聞かれちゃまずい内容なんだ?」
「ち、ちが……っ、ああん」
白い喉をのけぞらせ足の指先でシーツを掴んで必死に快楽に耐える平井。
そんな無駄な努力を小さく笑いながら、その足を肩の上に担ぎ上げた。