この恋に名前をつけるなら
あれは、仁くんだ。



間違いなく仁くん。



高校を卒業してから全く容姿が、変わっていない。


それどころか、さらにかっこよくなっているではないか。



私は仁くんから目を離せないでいた。



私の笑顔を見れば分かる。


どれだけ仁くんのことが好きか。


私は仁くんの元に行こうとした時だった。



私は急に立ち止まり、笑顔だった私の表情が変わる。



え?何で……



何で?
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