私の担当医。
なんか話しているけどしんどくて
理解が追いつかない。
「すず、しんどいと思うけど聞いて。ちゃんと説明したい。」
「うん聞こえてるよ...」
横になって目をつぶってたけど
海斗の話に耳を傾けた。
「すずの身体にバイ菌が入って熱が出てる。そのバイ菌をやっつける薬を点滴でいれて熱が下がるのを待ちたい。熱下がるまではここの病棟で治療受けて欲しい。熱下がったら薬に切り替えて上にあがろう」
「海斗の...部屋に...もどりたい...」
「熱下がったら戻ろう」
「嫌だ今すぐ戻る。」
あの看護師たちはいないとはいえ
ほかにもよく思ってない人がいるかも知れない。
「さっき嘘ついたからなぁ〜。
ちゃんと自分から熱あること教えてくれてれば俺の部屋で点滴入れて様子見でもよかったけど。まだ俺との約束守らんもんな」
「ちゃんと...守る...から」
「今日はダメ。俺もたまに来るから大人しく寝とけ。」
私をお姫様抱っこをして病室に連れて行かれた。
恥ずかしい。
けど抵抗する体力もない。