私の担当医。


『なに〜?
なんの騒ぎ?あいつトイレに篭ったの?
橘先生困らせて興味を引こうとしてるの。やっばーい、迷惑』

萌だ。
冷やかしにきたのだろう


『頼むから向こうに行ってくれ。すずで弄ぶな』

『弄んでなんかない...』


『すずは俺の彼女だ。
中山さんがどんだけ俺のことが好きでも俺はすず以外の人好きになることはない。ごめんね』


『ひどい...なんでそんなこというの?』

『さっきのデイルームで話してたの俺聞いてたんだ。
すずから俺を奪う?奪えねぇよ。
すずの良さは俺にしかわからない。
俺はすずから死んでも離れない。
頼むからすずに関わるな。』


海斗がきつめに萌に言い放った。

電話のスピーカー越しだったけど
心のこもった言葉が嬉しかった。

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