私の担当医。

スタッフルームや休憩室を過ぎて扉で仕切られた奥に橘先生の部屋があった。

「この扉より先は俺の部屋しかないから誰も入ってこない。
1番奥の部屋すずが自由に使っていい。
隣は仕事用の部屋だからそこで俺は寝泊まりする。なんかあれば入ってきて呼んでくれていいから」

「うん」

「仕事は何時から?」

「7時にはここを出ないと間に合わない」

「わかった。
夜は8時にはここに帰ってきてほしい。それ以降遅くなる時は連絡して」

「...わかった」

門限つくるなんて
たまに先生は束縛してくる彼氏みたいになる。

けど全く嫌ではなかった...

逆に嬉しかった
変わってしまったなぁわたし
相手は医者なのに

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