私の担当医。
12.告白
久しぶりの橘先生の部屋に入った。
一泊しかしてないけどなんか懐かしい
「ソファに座って。
何飲む?」
「いらない...」
「いっぱい泣いたしなんか飲んだほうがいい」
水を私の前に置いた
「治療しないの?」
「しない」
「俺以外の先生ならするの?さっき言ってたでしょ」
それはあの状態を回避させるために言ったことで...
「他の先生でちゃんと治療うけてくれるなら嫌だけどすずの気持ち尊重するよ、嫌だけど。」
「誰でもしない。治療は受けない」
「さっき他の病院だったらって言った、俺は聞いた」
「だから...それは...」
「ん?」
先生がニヤリと笑って意地悪な顔してる。
私が困ってるのをわかってるんだ。
「俺の話落ち着いてきける?」
「聞きたくない」
「じゃ他の先生に頼む」
「嫌だ」
「どっちかにしなさい」
「どっちも嫌だ」
「早く決めて。
決められなかったら他の先生にお願いする。さっきすずが言った通りに。」
意地悪ばっかり言ってくる。