シンデレラ・ウェディング
ーーーーー13年前.
私は小学1年生。
母は私が3歳の時に病死しており、父がこの頃再婚したがすぐ事故死した。
再婚相手の母は父が亡くなってから急に冷たくなり、私より3つ上の連れ子の義姉も仲良くしてくれなかった。
私は毎日が辛くて、家に居たくなくて、学校が終わると家の近くの公園でいつも泣いていた。
「どうしたの?大丈夫?」
その時声をかけてくれたのが、当時6年生の"あおくん"だった。
髪は色素が薄くてキラキラしてて、目はくりくりで天使かと思った。
あおくんはその日だけじゃなくて、毎日公園に来てくれて一緒に遊んでくれた。
毎日泣いていたその場所は、いつのまにか唯一笑える場所に変わっていたんだ。