君にありがとう【真人】




 詩ちゃんは、チラリと繋いでいる手を見ている。

 恥ずかしいってことなのかな?



「僕ら、恋人でしょ?なら、手ぐらい繋ごうよ」



 我ながら恥ずかしい言葉。

 けど、詩ちゃんはほんのり頬を赤くしただけだった。




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