翔ちゃんは、幽霊なんて信じな、い?
私は、翔ちゃんの一見冷たいけど意外にも優しい性格につけこんで、引っ付いてるだけだ。
唯一歴代の彼女達よりも負けてない所は、翔ちゃんを好きだっていう気持ちだけ。
でも自分の思いが強ければ強い程相手に受け入れられる訳じゃない。
そんなことはわかっていた。
冗談の気持ちなら受け入れられても、本気はイヤかもしれない。伝えてもし嫌な顔をされたら、私はきっと立ち直れない。
受け入れられない事が怖いから、今まで本気で伝えることが出来なかった。
私は翔ちゃんが好きだけど自分が傷つくのは嫌なんだ。
(でもそれって本当に好きって言えるのかな……?)
愛や恋っていうのは、もっとがむしゃらで、自分の心をさらけ出す物が本物なハズだ。
相手の心に無武装で踏み込んで、あなたになら傷つけられても良いと五体投地で向き合うことが好きの最大級の正しい形だと思う。それなのに、いつでも逃げられる位置にいる事の何処が本気なんだろう。
それに気づいたら、唯一の強味すらなんだか風の前に積まれた砂の山のようで。
「……好きだ」
言葉にすると、何故か悲しくないハズなのに、目の前がにじんだ。
ベットの中で一人つぶやいた言葉は誰にも伝わらないで、布団の中に消えていった。
唯一歴代の彼女達よりも負けてない所は、翔ちゃんを好きだっていう気持ちだけ。
でも自分の思いが強ければ強い程相手に受け入れられる訳じゃない。
そんなことはわかっていた。
冗談の気持ちなら受け入れられても、本気はイヤかもしれない。伝えてもし嫌な顔をされたら、私はきっと立ち直れない。
受け入れられない事が怖いから、今まで本気で伝えることが出来なかった。
私は翔ちゃんが好きだけど自分が傷つくのは嫌なんだ。
(でもそれって本当に好きって言えるのかな……?)
愛や恋っていうのは、もっとがむしゃらで、自分の心をさらけ出す物が本物なハズだ。
相手の心に無武装で踏み込んで、あなたになら傷つけられても良いと五体投地で向き合うことが好きの最大級の正しい形だと思う。それなのに、いつでも逃げられる位置にいる事の何処が本気なんだろう。
それに気づいたら、唯一の強味すらなんだか風の前に積まれた砂の山のようで。
「……好きだ」
言葉にすると、何故か悲しくないハズなのに、目の前がにじんだ。
ベットの中で一人つぶやいた言葉は誰にも伝わらないで、布団の中に消えていった。