初恋の彼の極秘任務!?
6 キュンなんてしてないからね!
数日後の放課後。
私は大和くんに呼び出されていた。
先日のあの教室に。
ごくりとつばを飲み、大和くんが何を言い出すのかと待ち構えていると──。
「アイツと話したんだってな?」
「アイツって誰?」
「陸斗だよ、陸斗。ったく、どうせ余計なことを言ったんだろうけど」
いつもみたいに機嫌悪そうな顔をしながら話す大和くん。
なんかもったいないなぁ。
普通にしていれば、陸斗くんみたいにかっこいいのに。
……ん?
かっこいい?
大和くんが?
陸斗くんならまだしも、大和くんをかっこいいなんて、今までこれっぽっちも思ったことなかったのに!
私、どうかしちゃったのかなぁ。
顔を左右にブンブンと振り、自分の中で否定した。
大和くんはその様子を不思議そうな表情で見ている。
私は大和くんに呼び出されていた。
先日のあの教室に。
ごくりとつばを飲み、大和くんが何を言い出すのかと待ち構えていると──。
「アイツと話したんだってな?」
「アイツって誰?」
「陸斗だよ、陸斗。ったく、どうせ余計なことを言ったんだろうけど」
いつもみたいに機嫌悪そうな顔をしながら話す大和くん。
なんかもったいないなぁ。
普通にしていれば、陸斗くんみたいにかっこいいのに。
……ん?
かっこいい?
大和くんが?
陸斗くんならまだしも、大和くんをかっこいいなんて、今までこれっぽっちも思ったことなかったのに!
私、どうかしちゃったのかなぁ。
顔を左右にブンブンと振り、自分の中で否定した。
大和くんはその様子を不思議そうな表情で見ている。