初恋の彼の極秘任務!?
9 陸斗くんの気持ち
廊下に飛び出してすぐ、聞き覚えのある声に呼び止められた。
「陸斗くん……」
「涙……大丈夫?」
「……っ」
ダメ。
ここで泣いちゃダメ。
陸斗くんがびっくりしちゃうから。
でも、一度あふれ出した涙はとめようがなかった。
何も理由を知らない陸斗くんを困らせちゃダメだ。
「ちょっと来て」
「えっ」
私は陸斗くんに腕をつかまれ、ひとけのない階段のとこまで連れてこられた。
まわりの目を気にしてくれたのかな?
やさしいね、陸斗くんも。
そして陸斗くんは私が話し始めるまで、待ってくれた。
「陸斗くん……」
「涙……大丈夫?」
「……っ」
ダメ。
ここで泣いちゃダメ。
陸斗くんがびっくりしちゃうから。
でも、一度あふれ出した涙はとめようがなかった。
何も理由を知らない陸斗くんを困らせちゃダメだ。
「ちょっと来て」
「えっ」
私は陸斗くんに腕をつかまれ、ひとけのない階段のとこまで連れてこられた。
まわりの目を気にしてくれたのかな?
やさしいね、陸斗くんも。
そして陸斗くんは私が話し始めるまで、待ってくれた。