欲求不満な旅人達 (1st)
魔女狩りの末路
その囚人は仲間を殺したらしい
ソアラは5人でユニットを組んで行動していたそうだ
調査人ではなく、冒険者とか探偵とか何でも屋というたぐいの仕事
その時受けた仕事は「魔女狩り」だった
人をさらって人体実験をしているとか、そんな噂があって
その確認を依頼された
魔女のいるであろう場所を尋ねる
そこには誰もいなかった
置いてあるものも魔女を連想させるものはなかった
情報が間違いだったかと思いその場をあとにしようと外に出る
最後に部屋から出たナタリーの様子がおかしい
振り返るとしゃがみこんでいる
ソニア「大丈夫?」
ソニアが心配そうに近づく
ナタリーが立ち上がるのと代わりに近づいてしゃがんだソニアが倒れる
地面に血が広がる
立ち上がったナタリーの手にはダガーが握られている
彼女の装備品だった
何が起きているのかわからなかった
錯乱状態なのか洗脳されたのか
ダニエルが話かけるが聞いていないようだった
今度は話かけたダニエルにきりかかる
腕を切られて距離を開ける
ソアラ「何か起きてる?」
エドガー「わからん」
どうしていいかわからず剣を抜く
切られた傷が深いらし
血が止まらないでいる
そんな力が彼女にあっただろうか?
ダガーを突き付けてくる
剣で防ぐ
ダガーを振り払って剣を捨てて彼女を取り押さえる
彼女の目を見る正気ではあるようだった
エドガー「大丈夫か?何があった」
ナタリー「大丈夫なんでもない」
不思議な返事が返ってきた
エドガー「お前は誰だ?」
ナタリー「ははは」
気の抜けた笑いが返ってくる
何か意味の解らないことを言い出した
ソアラ「エドガー離れろそいつが魔女だ」
飛びのくように避けると同時に閃光が放たれる
魔法を唱えていたらしい
ソアラが剣をひろってこちらに投げる
ソアラ「どうする?」
エドガー「知るか」
ソアラ「憑依されているなら追い出せないのか?」
エドガー「・・・そういうことか」
ナタリーがソニアの所までさがって彼女のレイピアを抜く
ナタリー「さて・・・どうする?」
どうしていいかわからないまま時間が過ぎる
ナタリー「お前らはここになにをしに来た?」
ソアラ「あなたが何をしているのか確認しに」
ナタリー「答えはあったのかしら?」
ソアラ「なにも」
ナタリー「それは残念」
ソアラ「帰るので彼女を解放してもらえないかな?」
ナタリー「つまらないな・・・」
ソアラ「あとその彼女も」
ナタリーが下をみる
転がっているソニアにレイピアを突き立てる
反応がない
ナタリー「この子はもうダメみたいね息をしてないもの」
ソアラ「・・・クソ」
武器を構えても何もできない
そういって自分の体を傷つけ始める
ナタリー「・・・痛い・・・」
エドガー「やめろ」
ナタリー「人って痛みで死ねるのかしらね・・・」
自分をレイピアで刺す
エドガーが駆け寄ってレイピアを奪おうとする
レイピアを振り合わして抵抗する
ナタリーは楽しそうに笑っている
ナタリー「だめ、痛くて耐えられない」
自分の首を切って
太ももにレイピアを突き刺した
次の瞬間、悲鳴が聞こえる
魔女が出て行ってナタリーの意識に戻ったようだった
状況がわからずに血だらけの自分がいる
地面にしゃがみ込む
そこにソニアが血まみれで転がっている
さらに大きな悲鳴が上がる
何が起きたのかわからなまま錯乱状態になっているのかもしれない
ナタリー「・・・お願い・・・殺して」
エドガーが聞いた彼女の最後の言葉だったらしい。
ソアラ「これが俺の最後の仕事」
本来は不可抗力で罪には問われないが遺族からいろいろと言われて
エドガーが自分から牢に入った
ダニエルはこの仕事を辞めて国に帰ったらしい
ソアラ「もしも君が協力してくれるならエドガーを連れ出したい」
シャロン「・・・そう、彼が出る気になるかどうか・・・」
いろいろと気になることはある
シャロン「魔女はどうしたの?」
ソアラ「わからない」
シャロン「・・・そう・・・関わりたくない存在ね・・・」
ソアラ「どうだろうか?彼を連れ出してくれれば俺も君たちに同行する」
シャロン「それはうれしい提案だけれど・・・会って話をしてみましょうか」
私たち調査人は4人から6人でユニットを組むことになっている
国が活動の資金をすべて支給してくれるから困ることはないが
人が多い方が支給額が多く、他国の調査依頼も回ってくる
メンバーの経験が審査されるから経験者が2人同行してくれるならありがたい
エドガー次第ということになるけれど・・・
ソアラ「どうだろう今日、この後」
まだ時間は15時頃だった・・・
・・・行かない理由は見つからなかった。
ソアラは5人でユニットを組んで行動していたそうだ
調査人ではなく、冒険者とか探偵とか何でも屋というたぐいの仕事
その時受けた仕事は「魔女狩り」だった
人をさらって人体実験をしているとか、そんな噂があって
その確認を依頼された
魔女のいるであろう場所を尋ねる
そこには誰もいなかった
置いてあるものも魔女を連想させるものはなかった
情報が間違いだったかと思いその場をあとにしようと外に出る
最後に部屋から出たナタリーの様子がおかしい
振り返るとしゃがみこんでいる
ソニア「大丈夫?」
ソニアが心配そうに近づく
ナタリーが立ち上がるのと代わりに近づいてしゃがんだソニアが倒れる
地面に血が広がる
立ち上がったナタリーの手にはダガーが握られている
彼女の装備品だった
何が起きているのかわからなかった
錯乱状態なのか洗脳されたのか
ダニエルが話かけるが聞いていないようだった
今度は話かけたダニエルにきりかかる
腕を切られて距離を開ける
ソアラ「何か起きてる?」
エドガー「わからん」
どうしていいかわからず剣を抜く
切られた傷が深いらし
血が止まらないでいる
そんな力が彼女にあっただろうか?
ダガーを突き付けてくる
剣で防ぐ
ダガーを振り払って剣を捨てて彼女を取り押さえる
彼女の目を見る正気ではあるようだった
エドガー「大丈夫か?何があった」
ナタリー「大丈夫なんでもない」
不思議な返事が返ってきた
エドガー「お前は誰だ?」
ナタリー「ははは」
気の抜けた笑いが返ってくる
何か意味の解らないことを言い出した
ソアラ「エドガー離れろそいつが魔女だ」
飛びのくように避けると同時に閃光が放たれる
魔法を唱えていたらしい
ソアラが剣をひろってこちらに投げる
ソアラ「どうする?」
エドガー「知るか」
ソアラ「憑依されているなら追い出せないのか?」
エドガー「・・・そういうことか」
ナタリーがソニアの所までさがって彼女のレイピアを抜く
ナタリー「さて・・・どうする?」
どうしていいかわからないまま時間が過ぎる
ナタリー「お前らはここになにをしに来た?」
ソアラ「あなたが何をしているのか確認しに」
ナタリー「答えはあったのかしら?」
ソアラ「なにも」
ナタリー「それは残念」
ソアラ「帰るので彼女を解放してもらえないかな?」
ナタリー「つまらないな・・・」
ソアラ「あとその彼女も」
ナタリーが下をみる
転がっているソニアにレイピアを突き立てる
反応がない
ナタリー「この子はもうダメみたいね息をしてないもの」
ソアラ「・・・クソ」
武器を構えても何もできない
そういって自分の体を傷つけ始める
ナタリー「・・・痛い・・・」
エドガー「やめろ」
ナタリー「人って痛みで死ねるのかしらね・・・」
自分をレイピアで刺す
エドガーが駆け寄ってレイピアを奪おうとする
レイピアを振り合わして抵抗する
ナタリーは楽しそうに笑っている
ナタリー「だめ、痛くて耐えられない」
自分の首を切って
太ももにレイピアを突き刺した
次の瞬間、悲鳴が聞こえる
魔女が出て行ってナタリーの意識に戻ったようだった
状況がわからずに血だらけの自分がいる
地面にしゃがみ込む
そこにソニアが血まみれで転がっている
さらに大きな悲鳴が上がる
何が起きたのかわからなまま錯乱状態になっているのかもしれない
ナタリー「・・・お願い・・・殺して」
エドガーが聞いた彼女の最後の言葉だったらしい。
ソアラ「これが俺の最後の仕事」
本来は不可抗力で罪には問われないが遺族からいろいろと言われて
エドガーが自分から牢に入った
ダニエルはこの仕事を辞めて国に帰ったらしい
ソアラ「もしも君が協力してくれるならエドガーを連れ出したい」
シャロン「・・・そう、彼が出る気になるかどうか・・・」
いろいろと気になることはある
シャロン「魔女はどうしたの?」
ソアラ「わからない」
シャロン「・・・そう・・・関わりたくない存在ね・・・」
ソアラ「どうだろうか?彼を連れ出してくれれば俺も君たちに同行する」
シャロン「それはうれしい提案だけれど・・・会って話をしてみましょうか」
私たち調査人は4人から6人でユニットを組むことになっている
国が活動の資金をすべて支給してくれるから困ることはないが
人が多い方が支給額が多く、他国の調査依頼も回ってくる
メンバーの経験が審査されるから経験者が2人同行してくれるならありがたい
エドガー次第ということになるけれど・・・
ソアラ「どうだろう今日、この後」
まだ時間は15時頃だった・・・
・・・行かない理由は見つからなかった。