敏腕外科医はかりそめ婚約者をこの手で愛し娶る~お前は誰にも渡さない~

「七緒? どうしたの?」


孝枝に声を掛けられて、ボンヤリしていたことに気づく。


「あ、ううん、ごめんね。あ、そうだ、もなかを買ってきたの。一緒に食べない?」
「まぁ、もなか? うれしい」
「じゃ、おばあちゃんの分もお茶淹れてくるね」


ソファから腰を上げ、七緒はキッチンに向かった。
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