幼馴染と、キス。



(誰と来てるんだろ。)



無意識にも千紗が走って行った方に向かいそうになった、が。



「ユート」

「ん?」

「まずは画用紙取りに行こっか」

「あー……うん、了解。」



まあ、いっか。


とりあえず今はこっちに集中。



千紗のことになると

俺は優男じゃいられなくなるだろうから。
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