幼馴染と、キス。
「っ!」
俺は千紗をソファーに押し倒し
上から見つめて
「ゆ、ゆうと!?」
首元に軽いキスを落とす。
すると千紗の身体がピクリと小さく反応し、その感覚を身に感じた俺は我を忘れたみたいに千紗の素肌に触れた。
「っ…!!んっ、ちょ、…っ」
「……………」
服の隙間から手を入れて
千紗のお腹に触れた時
「ゆーと…」
千紗の涙ぐんだ声が聞こえた。
ハッと我に返った時にはもう遅く、
薄暗い景色の中でも
千紗が泣いていることだけは気づいた。
………ああ、ほんと。
少しでも期待してしまった自分が恥ずかしい。
「佑斗……?」
この空間で顔が赤いのは、俺だけなのに。