孤独の私とイケメン兄!?2
「はい………」
不安は残るものの、大丈夫だと信じることにした。
広い屋敷を歩き、付いた先は私がまだ行ったことの
ない場所……
「失礼、します……」
こんな、豪華な扉を叩くのはしたくないけれどもノ
ックないのは失礼だから、やや控えめにする。
扉を開けるとまるで別世界のような書斎があった。
まるで貴族のような部屋には驚きが隠せない。
でも、後ろからついてきてくれた空様たちの反応は
無反応で………
ちょっぴり苦笑いをしてしまう。