年下男子は天邪鬼
「う〜ん、趣味ってほどではないけど
料理は結構するかな。
あとスノボーとか釣りも好きだよ。
依子さんは?」

「わ、私ですか!?
そうですね、絵を描くことは昔から好きです。あと読書(漫画)とか...」

安斉さん、なんだかキラキラした趣味ばかりだな。

それに比べて恥ずかしいほどインドアだし...
流石に加えて週末は家でゴロゴロと
漫画やゲーム三昧とは言えなかった...

「そっかあ、僕は絵が下手だから
上手い人は尊敬するなぁ」

「いえ、尊敬だなんて...
私の場合、自慢できるようなレベルでは
ないので...」

私は苦々しく笑った。

「そんなことないですよ。
たまに依子さんが仕事しているのを眺めるんですけど依子さんの手掛けてる広告はいつも素敵だなって関心してたんですよ」


「あっ、ありがとうございます...」

なんだか照れくさいけど、
自分が手掛けた作品を
褒められるのは正直嬉しい。

依子は頭に手を当て、照れくさそうに
お礼を言った。
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