年下男子は天邪鬼
それからありとあらゆるところに大地のキスの雨が降り注がれる。
まるで全て俺のものだというようにマーキングしているようだ。

「大地. . .?」

大地が「なに?」と言いながら唇を背中に這わすと私は「あっ. . .」弾むようにに体を反らした。

「本当は私、大地が白石さんとお店に来たときからずっと嫉妬してたの。二人が会話するたびに胸が痛かった..」

大地は這わしていた唇を止めると
依子の顔の横に手をついて体を離した。

そして依子の顔を切なげな表情で
上から見下ろしている。

「あんまり可愛いこと言うなよ。
離したくなくなるだろ?」

大地は困ったように呟いた。

「離さないでよ...ずっと一緒にいて」

依子は目に涙を溜めて声を振り絞る。

大地は愛おしそうに依子を見つめがら
「もう離さない。誰にも渡さない。」
依子の唇を荒々しく塞いだ。

「んっ..んんっ..」

気持ちを確かめ合うように、お互いの舌を
激しく求め合う。
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