夕焼けの恋

〜1〜

「あ、お兄ちゃん!」

「ああ、工藤くん。ほら祐樹くん帰る準備してー」

「はぁい」

俺は今日もいつもと同じように保育園に弟を迎えに保育園に来た。

俺の家は共働きだから高校への通学路の途中にある保育園への送り迎えは俺の仕事。

そのおかげですっかり保育士さんとは顔馴染みで俺は弟の祐樹の準備を待ちながら世間話をしていた。

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