となりの君へ
それでも類が私のためにしてくれたことは嬉しかった。

「ありがとう」

類がほのかに驚いたような顔をする。

それから微笑んだ。

「よかった」

それから無事2つのクレープを私が完食して、久しぶりに一緒に家に帰った。

「じゃ、また明日」

「バイバイ」

笑顔で別れた私たちを遠くから見る存在に私たちは気づいていなかった。
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