となりの君へ
私は類のことが好きだ。

多分もう10年近く。

「それとこれとは話が別!」

私はふくれっ面で蒼太に叫んだ。

「それに蒼太がいた方が類も喜ぶでしょ。私と蒼太と類、3人でセットなんだから」

窓から顔を覗かせた蒼太が微笑んだのが見えた。

「わかったから。今出るよ」

その数十秒後、蒼太が玄関から出てきた。

そして、2人で空港へ向かった。
< 4 / 73 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop